|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ■フォルクローレ ★フォルクローレとは フォルクローレ・・・この音楽を聴くたび演奏するたびなぜかある種のなつかしさを覚えます。 やはり遺伝子のなせるワザでしょうか? 約一万年前、我々の祖先でもあるモンゴロイドがベーリング海峡を渡り(もっとも当時は陸つづきであったと思われる)アメリカ大陸をアラスカより南下して行ったという、地球規模での壮大なロマンを感じるからでしょうか?確かに我々とそっくりな顔つきをした人々が彼の地アンデスではたくさんいます。祭りなどの風習や言葉すら似ているものがあります。 モンゴロイドとして、その血脈の中に同じ音楽的な遺伝子とでもいうべきものが流れているのかもしれません。 Belle Vientosがこの音楽フォルクローレを中心にすえて活動しているのは・・・ 1.日本の旋律に近いものがあるから・・・・・というわけなのですが、さてその音楽の特徴は・・・? というとたくさんの方が様々なサイトで研究をされてらっしゃるので、詳しい説明はそちらでご覧ください。 ここではラテン・アメリカの音楽に占めるフォルクローレの位置といったような観点からなるべく簡単に説明したいと思います。 さて、ラテン・アメリカの音楽とは?・・・と聞かれたときあなたはどんな音楽を想いうかべるでしょう?陽気なブラジルのサンバ、おしゃれなボサノヴァ、華麗なアルゼンチンタンゴ?メキシコのランチェラやボレロ、ジャマイカのレゲエ?いやいや最近はキューバのブエナビスタやラテンポップスの大スター、リッキー・マーティンやシャキーラかも知れない・・・。 そしてもちろん、アンデスのフォルクローレという人もいるでしょう。 何故このようにたくさんの音楽のジャンルがあり、リズムがあるのでしょう? それはラテン・アメリカそのものが混血文化であり、その歴史的なものを少しのぞいてみる必要があります。 フォルクローレは、中南米の先住民の音楽を始祖にもちます。中南米の先住民は一口にインディオと呼ばれ、かつてそれぞれ帝国を築き文明を誇っていました。 ・ペルー、ボリビアを中心としたインカ(ケチュア族およびアイマラ族) ・メキシコのマヤ(マヤ族、マヤ=キチェ族) ・アステカ(ナウァ族) 上記などの国家や、それ以外にも多数の部族が独自の言語や多岐にわたる生活習慣を持っていたようです。 そして、それぞれに独自な音楽文化があったようです。 しかし、500年前に現れたスペイン人が多くの帝国を滅ぼし、言葉、宗教、文化などを様々に塗り替えてゆき、先住民を労働力として酷使して、多くの人々を死においやったと伝えられています。 更に、当時のスペインは新たな労働力としてアフリカから大量の黒人の奴隷まで連れてきます(特にカリブ、ブラジルに多い) 1万年もの間孤立して独自の文化を築いてきたわけですが、このようにラテンアメリカは、ヨーロッパ、アフリカから比較的短期間の間に大量の人々と文化を受け入れ(キリスト教的文化は強制である)、その影響で今日いわれるところの混血文化がつくり上げられたのです。しかしそのような変化のなかでも伝統がすべて一様に塗り潰されたわけではありません。 ラテン・アメリカと一口にいってもかなり広大(海岸、高原、平野、密林、渓谷・・・など)ですから、ヨーロッパ人やアフリカ人が物理的に近づけない地域や住めないところもありました。 その代表的な地域がアマゾン流域の熱帯雨林地帯やアンデスの山岳地帯です。 そんなわけで文化、風習とともにインディオの音楽も生き残ってきたわけです。 インディオの音楽、スペインを始めとするヨーロッパの音楽、黒人の音楽の3つの要素と、またそれぞれがブレンドされた音楽は、ラテン・アメリカ文化全体を反映しているように見えます。 音楽一つをとっても、様々な形態(メロディー、リズム、ハーモニー)を生んで行ったのは当然といえるのではないでしょうか。 つまり、ラテン・アメリカ文化の中にあったフォルクローレも例外ではないということです。先住民の音楽の伝統を受け継ぎながら様々な影響が、楽器、リズム、そしてもちろん歌の内容にまで及び、さらに細かいジャンルと地方独特の多様さを持つに到っています。 ★地域 ボリビア [カポラル サヤ トバス ティンク モレナーダ] 国民に占める先住民系の占める割合が最も高い。その特徴は豊かで迫力があり、リズム形式も多彩で最もフォルクローレが盛んである。 国土は日本の約3倍もあるボリビアは、西側は6000メートル級のアンデス峰、東はアマゾン川源流部に囲まれ、海もなく地理的に孤立している。 ペルー [ワイノ ヤラビ] 日系移民も多く日本とのつながりが他の国より多い点でフォルクローレというとこの国のイメージも強い。(有名な天野博物館は秋田出身の人が建立したものだったりする)しかし、沿岸地方、都市部、フォルクローレの盛んな山岳地方、さらにはアマゾンの密林地域とフォルクローレ以外にもヴァルス、ファスティーホ、マリネッラ、ランドーなどなど様々な音楽があり、知られざる音楽大国といえよう。 エクアドル [サンファニート パシーリョ アルバッソ] 赤道(Ecuador)から国名の由来が来てるように直下に赤道が通る。日本ではバナナの輸入量が1位だったりもする。 しかし海岸から6000?級のアンデス山脈に一気に駆け上がる地形のため意外にも気候的には暖かで、音楽的にも素朴な感じがある。 近年はそのせいかエクアドル・フォルクローレというとサン・ファニートが非常にブームのようだが、この国独特の音楽やロンダドールなどの楽器にも特徴がある。 アルゼンチン [サンバ チャカレラ チャマメ ミロンガ] なんといっても南米においてはブラジルと並ぶ大国であり、白人系も多く‘南米のパリといわれるブエノス・アイレス’という大都会を擁する。そのためこの国を代表する音楽といえばなんといってもタンゴがあるが、さすがに広大な国であり、ボリビア国境に近い北部のフフイ州などはフォルクローレが盛んである。 フォルクローレ最大のイベント、“コスキン・フェスティバル”の本場であり、故A・ユパンキやメルセデス・ソーサなどの象徴的なフォルクロリスタも輩出している。 サンバ(といってもこちらはZambaでありブラジルのSambaとはまったく違う)やミロンガの名曲も多し。 パラグアイ [ガローパ グアラニア] この国も海には面してはいない2国のうちのひとつだが、豊かな草原地帯が多く白人系の占める割合も多い。そのせいかなんといってもインディアンハープとも呼ばれるアルパ音楽が彼の地のフォルクローレの特徴であろう。 チリ [クエカ トナーダ] 南北に細長く、それゆえ熱帯から極地方のきびしい自然まで持つ国だが海岸性の気候的には過ごしやすいところが多く、最も白人の占める割合が高い国である。しかし悪名高きピノチェト軍事政権による圧制のため、亡命を余儀なくされたアーティストは数多い。 そのため主に亡命先のヨーロッパで彼の地にフォルクローレを広めたとも言えるが、ビクトル・ハラなどの悲劇的な最後もあり、圧制に対する抵抗としての民衆の歌としてフォルクローレをとらえる向きもあったが、やはりこの国ならではの豊かなフォルクローレは数多く存在している。 何といってもこの国の国民的舞踏であるクエカははずせない。 チリの音楽はサンチアゴ支部が奥深く研究してるのでこちらへ その他 [ホローポ パシージョ クンビア カンドンベ ウァパンゴ] ホローポが有名なベネズエラやクンビアなどのコロンビアにももちろんフォルクローレはあります。 この2国とも知られざる音楽大国でキューバなどと並ぶ宝庫なのだが、一口で語れそうもないのでこのくらいにしておきます。 また、カンドベのウルグアイ、パナマなどの中米諸国やもちろんメキシコ、さらにはブラジルなどにも把握できないほどの独特なフォルクローレがあり、独特な楽器もあります。 |
BelleVientos Online
http://bellevientos.com/staticpages/index.php/musica